センチニクバエの特徴と生態

成虫体長…8〜14o
体色…灰色
幼虫体長…〜17o
体色…色彩の薄い棘が密生している
全体的には灰白色ですが、胸部に3本の黒縦線、腹背に市松模様があり、見る角度によって模様が変化します。
本種は、温帯地方では蛹で越冬しますが、熱帯地方の蛹は休眠性をもたないか、もしくは極めて小さいため成虫で越冬します。また、ニクバエ類の特徴として、卵は胎生で幼虫の段階で産み落とされます。
センチニクバエの分布と発生場所
日本全土で最もよく見られますが、北海道の冷涼な地域では少ないです。
本種は夏期に多く発生し、人家の周辺に多く、くみ取り式便所、動物死体、集積されたゴミ、イヌの糞などによく集まります。また、幼虫は便池、動物死体、厨芥、鶏糞などから発生します。本種のセンチニクバエのセンチは便所という意味があります。
センチニクバエのサイクル図
センチニクバエの分布図


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センチニクバエの被害
全国で一般的に生息しているため、家屋内にも侵入して食物などに産仔することがあります。これを誤って食することで腹痛などの消化器ハエ症の原因となります。病院などでは患者の傷口に産仔したりしてハエ症の原因となることもあります。この他、幼虫が耳内などに寄生して病害を与えることも多数報告されています。特にニクバエは卵胎生なので、微小な幼虫に気付かず、腹痛、嘔吐、下痢、その他の症状が現れて発見されるケースが多く、特に小児は注意することが必要です。
センチニクバエの駆除
成虫を屋内への侵入を防止するために扉の管理を強化することや防虫網をつけるなどの対策が重要です。また、発生場所のくみ取り便所の便池が主要な発生源となりますので業者に委託して殺虫剤を散布するのも良いでしょう。
