ヒトスジシマカの特徴と生態

体長…約4.5o、翅長:2.5〜3.0o
体色…黒白の縞模様
胸背の中央に白色1本の縦筋が通っている
日本で最も代表的なヤブカ類の1種で、幼虫が3〜4月頃より出現し、10月頃まで活動します。第1回の成虫が出現するのが4月下旬から5月で、年に7〜8世代を繰り返します。オスも交尾のために吸血源に集まります。
通常卵で越冬しますが、南九州では一部幼虫越冬も行ないます。卵は溜まった水際の壁面に産み付けられますが、湿ったコケにも生み付けられます。卵は乾燥によく耐え、水位が上昇して水没すると孵化します。
ヒトスジシマカの分布と発生場所
東北地方(仙台よりやや北)から南西諸島、小笠原諸島まで、生息しています。
幼虫は竹の切株や樹洞の他、墓地の花立、雨水枡、防火用水槽、放置された空き缶、古タイヤなどの人口容器にも発生します。また、移動範囲が大変狭く、襲われた付近を調べれば発生源が見付けられます。
ヒトスジシマカのサイクル図
ヒトスジシマカの分布図


|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヒトスジシマカの被害
成虫は主に昼間に吸血を行ない、好んで人を刺しますが犬も吸血します。発生源の近くに静止していて近づくと激しく吸血します。特に朝夕の時間帯に活発に吸血しますが、夜間でも灯火の下など明るい場所でも吸血します。ヒトスジシマカはデング熱ウイルス、ウエストナイルウイルスの媒介蚊として有名です。また、フィラリアの1種、バンクロフト糸状虫を媒介します。
ヒトスジシマカの駆除
幼虫対策:発生源の多くが野外の雨水がたまる小形容器や古タイヤなどのため、これらを放置しないことが必要です。
成虫対策:発生源が近場にある場合は家屋内に侵入することもあるため、窓に防虫網を張り蚊の侵入を防ぐことが必要です。駆除にはエアゾール剤、燻煙剤、香取線香などによる方法も効果的です。
