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セグロアシナガバチ

生態と特徴

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体長…21~26㎜
体色…黒色で黄褐色の斑紋がある
   卵・蛹:乳白色

 大型のアシナガバチの一種で、外観は近似種のキアシナガバチとよく似ています。
 攻撃性がやや強く、少し巣に近づいただけですぐに威嚇してきます。いたずらで巣を揺らしたり突いたり刺激するといっせいに攻撃を仕掛けてくることもあります。 巣は扇状で大きいものでは、育房数は最大300~400房になりますが、一般的には200房未満です。
 フタモンアシナガバチとともに平野部で最もよく見られる種で、冬季に入ると越冬のため民家の屋根裏や物置小屋などに数百匹以上が集団となって越冬するため、見つけて騒ぎとなりますが、攻撃性はありません。餌は樹木、草木、農作物のケムシや青虫などの昆虫を主食とする益虫です。

分布と発生場所

 本州、四国、九州の平地から低山地にかけて生息し、農地の周辺や民家の軒下、木の枝、岩陰などに灰色で円型の巣をつくります。 seguroashinaga_cycle.jpg

被害

 主な被害は6月~8月の間に巣を刺激して刺されるケースと、10月~11月に巣を離れた新女王が民家の洗濯物や布団に潜り込んでいるのに、知らずに室内に取り込んでからハチを圧迫して刺されることにより発生します。 アシナガバチの種類では、本種の被害が最も多く、刺されると痛みと腫れを引き起こします。普通は数日で治りますが、ハチ毒のアレルギー体質になっている人は全身症状を起こすこともあり、注意が必要です。

駆除・防除方法

 窓付近やベランダなどに巣ができた場合、個人での駆除はさほど難しくありませんが、場所によっては危険をともなうため、注意が必要です。市販のハチ用エアゾールを、夜、暗くなってからエアゾールが届く位置まで近づき噴霧します。少しでも危険を感じたら専門業者に依頼されることをお勧めします。
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