ハツカネズミ
生態と特徴

成獣…頭胴長:6~9㎝
尾長:頭胴長よりもやや短め
体重:10g~25g
毛色…背面:赤みのないこげ茶、腹面:灰白色
クマネズミやドブネズミと比べ、ひとまわり小さいのが大きな特徴です。耳が大きく、被毛から大きく露出されています。夜行性で一年中活動しています。
食性は、雑食性ですが基本的に種子、穀物類、果実、花、昆虫などの植物食を好みます。妊娠期間は21日で、産子数は4~7頭、生まれた子供は約2~3ヶ月で成獣(繁殖可能)となります。寿命は約1~2年です。
分布と発生場所
一般的に草むらや田畑に生息していますが、人家やビル、港湾地帯の倉庫などにも多く見つかっています。渇きに強く、荷物に潜んで移動し、世界の広い地域に分布しています。単独か家族で生活しながら、人家では隙間、ビル内の積み荷や屋外の積み藁・土中などに巣を作り、河原や畑では、巣穴などで生活します。日本では全国的に分布しています。