コナダニ

生態と特徴

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成虫体長…0.3~0.5㎜
  体色…体は乳白色で、口器と脚は乳白色、黄土色、薄赤茶色。
     (種類により異なる)


 ハサミ型の口器を持つ微小なダニ。
 メスは1日に約13個、生涯で約150個の卵を産卵します。
 繁殖力が極めて高く、環境条件が至適な場合には被害が広がり、大きな経済的損失となります。
 至適環境は温度25~30℃、湿度75~85%とされています。

分布と発生場所

 種類により食性が異なりますが、主にカビが生えている場所や食品管理の悪い場所で発生し、カビや食品類を餌として繁殖します。
 貯蔵食品のほか、医薬品、畳のワラ、室内塵からも発生します。
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被害

 様々な食品を加害するほか、農作物の被害も出ています。また、多数発生するため、ダニが動いているのが肉眼でわかり、不快感を与えます。
 発生時期と被害のピークは6~8月上旬と秋~冬にかけて多くなります。

駆除・防除方法

 事前に発生を抑えるには、食品の保管容器は隙間のないよう注意すること、食品を置く床は常時清掃しておくことなどが重要です。
 発生してしまった場合、コナダニは高温に比較的弱いため、煮沸、乾熱、天日乾燥などによって死滅させることができます。そして、食品をできるだけ10℃以下に保存することで、増殖を抑えることができます。ただし、低温によって死滅させることは難しいとされています。
 また、畳などで被害が酷い場合は、加熱乾燥が必要となりますので、専門業者に相談することをお勧め致します。

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