トリサシダニの特徴と生態

体長…成虫:0.5〜0.6o
体色…成虫:赤褐色
イエダニと同属の近縁種でよく似ていますが、背板がイエダニよりも幅広く、吸血性です。成虫はほとんど宿主の体に付着しており、吸血しなくても2〜3週間は生存可能です。メスは卵を宿主の体表に産み付け、その数は一生に100個と言われています。卵は1〜2日後に孵化し、1〜2週間で成虫になります。
トリサシダニの分布と発生場所
全世界の温帯地方に分布し、ニワトリや野鳥に寄生して吸血します。ムクドリなどの野鳥の巣からも多く採取されます。
トリサシダニのサイクル図
トリサシダニの分布図


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トリサシダニの被害
家屋に接して作られた鳥の巣にダニが大発生した後、その鳥が巣を捨てたり、死んだりすると、ダニの吸血源がなくなります。吸血場所を探すダニが家屋内に侵入した場合、ヒトが吸血被害に遭うことがあります。春から夏の特に夜に被害が多く、刺されると、イエダニと同様に痒感の強い小発赤があちこちに見られます。ビル内に発生する事例は少ないですが、換気口周辺に野鳥が営巣した後、ビル内にダニが入り込んで被害が出た事例があります。また、鶏舎で大発生することもあります。
トリサシダニの駆除
家屋の屋根裏や軒などに営巣した野鳥の巣が原因である場合、これらを除去して焼却するとともに、殺虫剤を散布することが必要です。野鳥には、同じ場所に繰り返し営巣する習性がありますので、撤去後、再営巣されないよう、処理することも必要となります。また、鶏舎で発生した場合、ニワトリの体上(特に肛門付近や頭部)に寄生していたり、柱や板の割れ目に潜んでいるため、舎内に薬剤散布する他、ニワトリの体表に直接噴霧また散粉することも必要です。
