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アオバアリガタハネカクシ

生態と特徴

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成虫体長…6.5~7㎜
  体色…前翅は藍緑色、胸部と腹部(腹端は除く)は黄赤色、頭部や腹端
     は黒
幼虫体長…3.3~5.9㎜
  体色…体表は白色だが、全体的に黒色の剛毛を有す
卵体長…4.1~4.8㎜
  色…乳白色
卵体長…(孵化直前で)長径0.67~0.83㎜、短径0.62~0.75㎜
  色…黄色を帯びた白色、孵化直前は暗黄褐色

 成虫・幼虫ともに雑食性ですが、肉食性の傾向が強く、他の昆虫類やダニ、植物のやや腐敗したものなどを食べます。成虫はよく飛翔し、灯火、特に蛍光灯や水銀灯によく飛来します。
 また、卵、幼虫、蛹、成虫とも体液に有毒なペデリンを有しており、これに触れると数時間後に赤く腫れ、まもなく水泡が生じます。

分布と発生場所

 日本全土に分布しています。水田の周囲や池沼、畑、川岸など湿潤な草地などに生息しています。 aobaarigatahanekakushi_cycle.jpg

被害

 体に止まった成虫を払いのけた際に線状皮膚炎を起こしたり、目に入ると激しい痛みがあり、結膜炎、角膜炎、虹彩炎を起こします。

駆除・防除方法

 体に付着した場合や屋内に侵入してきた場合には、むやみに素手で触らないように取り除くか、市販のエアゾール剤にて殺虫します。また、光への誘引を防ぐために、夜間は窓を閉める、網戸にするなど開放しないよう注意しましょう。体液が皮膚に付いたらよく水で洗い、ステロイド軟膏を塗って冷やします。目に入った場合には早めに水で洗い流し、すぐに病院に行きましょう。

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