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クサギカメムシ

生態と特徴

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成虫体長…14~18㎜
  体色…暗褐色で黄褐色の不規則な斑紋
幼虫体長…約2.4㎜
  体色…黒色 腹部は黄赤色
卵体長…長さ約1.6㎜ 幅1.3㎜の楕円形
  色…淡黄褐色

 成虫は家屋、積み重ねた木材、樹皮の隙間などに潜入して越冬します。4月頃に越冬場所を離脱し、付近の樹木に飛来して交尾します。5月下旬~6月上旬、クサギなどに産卵します。幼虫は6月中旬から見られ、新成虫は8月中・下旬から出現します。

 

分布と発生場所

 北海道を除く、本州、四国、九州、沖縄本島、石垣島、西表島などに広く見られます。本種が繁殖する寄主植物は、クサギ、クワ、コウゾ、ケヤキ、ノブドウ、サクラなどがあります。越冬成虫はモモ、ナシ、リンゴ、オウトウ、ビワなど、新成虫はカキ、ブドウ、ミカンなどに飛来します。 kusagikamemushi_cycle.jpg

被害

 10月下旬から11月上旬頃、越冬のため家屋に大量飛来し、強い悪臭を放ちます。またダイズ、ササゲなどのマメ類やミカン、カキ、ウメ、ナシ、モモ、サクランボ、ビワ、リンゴなどの多くの果樹を吸汁するので、農業害虫としても重要視されています。

駆除・防除方法

 対策としては、屋内への侵入防止を図ることが有効です。窓の開閉管理や網戸の設置、また外壁や窓枠、換気口周りにエアゾールを噴霧し虫を寄せ付けないようにします。室内に侵入したカメムシは、エアゾールを直接噴霧して駆除するか、刺激しないよう捕まえて外に放す等してください。

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