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お役立ちコラム

コガネムシを狙う黒い影

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コガネムシを狙う黒い影
関東では観測史上最も早い梅雨明けとなりました。
本格的な夏の始まりです。

さて、少し前の話になりますが、帰り道に河川敷の草むらを小さな虫が大量に飛び回っているのに気付きました。
好奇心旺盛な我が子は必至になって捕まえようとしています。
長時間の戦いの末、見事2匹採ってくれました!ありがとう!
それがこちら(数日経ち、死んでしまっていますが)

コガネムシ2種

左:チビサクラコガネ 右:セマダラコガネ


写真右の背面に模様があるのが「セマダラコガネ」、写真左の胸に緑色の光沢をしているのが「チビサクラコガネ」と思われます。絵合わせで調べただけなので、同定が間違っているかもしれません。
どちらも河川敷でふつうに見られる種類で、6月頃から成虫が見られます。また、農業や芝生の害虫としても知られています。
この2種以外にも大きめのコガネムシの影が見えたので、この河川敷には他にも何種類かいるのかもしれません。

そんな中、コガネムシではない素早く飛び回る黒い何かがいます。
高いところや地面近くまで不規則な動きを見せます。
その正体は、薄暗くなると活動を始めるコウモリです。

コウモリ、正式には「アブラコウモリ」。イエコウモリとも呼ばれています。


アブラコウモリ(日本ペストコントロール協会)

アブラコウモリ画像(出典:日本ペストコントロール協会)


実際、毎年見ている光景だったのですぐに正体は分かったのですが、このコガネムシを狙って飛び回っているのです。

アブラコウモリは、都市部や郊外でよく見られる種類のコウモリで、畑などの開けた空間を飛びながら、小型のハエやカメムシ、コウチュウを餌としています。日中はねぐらに潜み、日没頃に外に出て活動を始めます。ねぐらは、家の瓦の下や天井裏、戸袋の中、換気口の隙間、高架橋の下などを利用します。コウモリは1.5㎝ほどの隙間があれば侵入できると言われています。下の写真は正面から撮ったものですが、指の太さと同じくらいの大きさしかありません。指が入る穴であれば、コウモリも侵入できるということです。


アブラコウモリ正面


当社にもコウモリ駆除の依頼が度々あり、「壁に黒いシミがあるので見てほしい」、「玄関にゴキブリの糞のようなものが落ちている」ということで伺ってみると、天井裏にコウモリが住みついていたということがあります。天井裏を覗いて直接生体を確認したり、糞を分析することで判断します。対応としては、ねぐらから追い出して、出入口となっている隙間を塞ぐというやり方をとっています。

今回、筆者の家の近くで見られたコウモリの生息数は数年前と比べると減少している印象を受けますが、一般的な傾向としては被害は増加傾向にあると言われています。コウモリというと「ドラキュラ」のイメージがありますが、直接人を襲うことはありません(一部、海外の種類は除いて)。コウモリによる害としては、糞によるシミや臭いが最も多いですが、病原菌の媒介やコウモリの体に寄生するダニによる被害の危険性もあります。

皆さまのご自宅で何かが住み着いているかも?と思われましたら、お気軽にお問い合わせください。
当社には専門部隊があり、コウモリ以外にもハクビシンやアライグマ等の害獣の駆除も承っております。


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