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お役立ちコラム

都会で見かけたスズメの巣

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都会で見かけたスズメの巣

〔目次〕

1. 都会で見かけたスズメの巣

2. スズメの特徴


3. スズメの被害と対策


1. 都会で見かけたスズメの巣


猛暑が続く8月に、数年ぶりに新宿駅を降りてみました。
都庁近くの大きな交差点で信号待ちをしていると、頭上をスズメが飛んでいることに気がつきました。

何かと思い見ると、交差点を囲うように設置された、信号機や標識が設置されているサークル状の構造物の一部にスズメが入っていくではありませんか。
ちなみに「新宿 交差点 サークル」とネットで検索すると出てきます。新宿警察署裏の交差点だったようです。

で、下がそのサークルの一部の写真です。サークルの全体写真がなくて申し訳ありません。どこに巣があるかお分かりでしょうか??


スズメの巣



この写真からですと、あそこぐらいしか隙間がないだろうとお察しのことと思います。
それでは、拡大した写真がこちらです。

スズメの巣拡大


矢印で示した照明の隙間に巣を作っていました。
このサークルには、照明は何か所が設置されていましたが、私が見た箇所のほとんどに巣がありました。

このような場所に巣を作るなんて、都会ならではですね。
街路樹や植栽はあるものの、営巣するには適していないのでしょうか。

2. スズメの特徴


スズメは私たちの身近で見る鳥というイメージがありますが、その生息数は減少傾向にあります。そんなスズメのこと、ご存じでしょうか?

スズメは雑食性で、特にイネ科植物の種子を好んで食べますが、生ごみやパンの屑等も食べます。繁殖期には虫を積極的に採り、雛に与えます。

繁殖期は春から夏で、年に2回ほど繁殖をします。1つの巣あたり4~8個の卵を産むと言われていますが、ある調査では都市部での幼鳥の数が少ないという結果が出ています。天敵によるものなのか、餌が少ないためなのかはわかりませんが、これも生息数が減少している一因と思われます。

巣は、枯れ草や茎、枝、藁などで作られます。巣が作られる場所は、人間の背丈よりも高い位置で、屋根の隙間や雨樋などの僅かな隙間を利用して作られます。狭い場所に作るのは、カラスやネコなど天敵に襲われないためと言われています。また、人が生活している場所の近くに営巣するというのも、人がいることで天敵となる動物が近づかないためとされています。人にとって身近な鳥と言われる所以です。

3. スズメの被害と対策


スズメは人間の身近にいる親しみのある鳥と言っても、まったく害がないわけではありません。

スズメによる被害は、
①農作物への害
 ⇒収穫前の稲穂を食べる

②糞による汚染
 ⇒洗濯物や車、外に置かれた荷物などを汚染

③スズメに寄生するダニによる被害
 ⇒民家に営巣している場合、スズメに寄生しているトリサシダニやスズメサシダニが建屋内に侵入し、人を刺すことがある。トリサシダニによる症状の現れ方は個人差があり、ほとんどの場合は刺された翌日以降に痒みを伴う紅斑が生じる。


②や③は衛生面での問題として特に注意しなければなりません。③のダニについては当社にも度々相談が寄せられております。室内にいるダニを一時的に殺虫剤で居なくさせたとしても、巣がある限り、また刺される危険性はあります。

しかし、スズメを駆除するとなった場合、スズメは野鳥であるため、鳥獣保護管理法が摘要され、むやみに捕獲したり卵や雛のいる巣を撤去することは出来ません。

当社では、専門のチームにより巣の作られた場所、状況等を調査し、巣を作らせない対策(ネット工法等)、忌避剤の使用、巣の撤去(許可をいただく)等、適切な対策を実施しております。詳細は鳥害対策業務のページをご覧ください。

スズメだけでなく、ハトやカラス、ムクドリなど鳥害対策の相談件数、施工件数が増加しております。鳥でお悩みの方、ぜひ当社をご利用ください。





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