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トビイロゴキブリ

生態と特徴

成虫体長…31~37㎜
  体色…赤褐色。不明瞭であるが、前胸背に淡黄色の斑紋がある。
幼虫体色…褐色
卵鞘体長…12~16mm。卵鞘に24個ほどの卵が収まっている
  体色… 褐色
ワモンゴキブリに似ていますが、前胸背板の環状紋は不明瞭で体もやや小型です。
1齢幼虫の基部と先端部は白色、中齢幼虫では腹部2~6節背面の両端に淡黄色の斑紋があります。1卵鞘内の卵数は24個ほどで、一生のうち30個以上の卵鞘を産みます。卵期間は35~59日程度で、幼虫期間は180日を越え、成虫の寿命は200日以上になります。雌だけで単為生殖を行うことができます。

分布と発生場所

世界の熱帯・亜熱帯地方に分布しており、アフリカが原産地と考えられています。
熱帯の種であるため、国内では南西諸島・小笠原諸島に多く見られますが、各地の暖房設備の整った地下街やレストランなどで散発的に発見されます。一年を通して温度、湿度の高い場所に多く、屋外ではあまりみられません。 tobiiro_cycle.jpg

被害

不潔な見た目から不快感や恐怖感、嫌悪感を与えます。
また、食中毒菌など各種の病原菌を伝播し、食品への異物混入事故や、電気機器の故障を引き起こす原因となります。また、古い書物などを食害し、排泄された糞は染みとなり汚染されるため、文化財の害虫としても扱われます。一般にゴキブリの死骸や糞はアレルゲンとなるため、それらを吸い込むことにより喘息の原因にもなります。

駆除・防除方法

台所や調理場の整理整頓・乾燥を心がけ、衛生的な環境を維持しましょう。
また、壁と棚の隙間など潜伏場所になりやすい場所を埋めることも効果的です。市販されている駆除剤・殺虫剤を利用することも効果的ですが、これらを実践したにも関わらず何度も出現する場合には、駆除会社に依頼されてみてはいかがでしょうか?

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