ワモンゴキブリ
生態と特徴

成虫体長…40~48㎜
体色…光沢の茶褐色、前胸背の斑状紋:黄褐色
幼虫体色…若齢期~中齢:淡黄色、老齢:赤褐色
卵鞘体長…8㎜
体色… 黒褐色
大型種で、成虫の体長は40~48㎜に達します。体は光沢があり全体が淡褐色で前胸背の周辺に黄褐色のリング状の斑状紋があります。
一卵鞘中には16個の卵があり、12~16頭の幼虫が孵化します。交尾1週間後に、雌成虫は卵鞘を作りはじめ生殖の最盛期には、1週に2卵鞘もつくります。卵期間は季節により異なりますが、夏季で30日前後、冬季で80日ほどです。幼虫の経過齢数は9~14日の幅がありますが、幼虫期間は200日、成虫の寿命は200~700日と大きなばらつきがあります。
分布と発生場所
世界中の熱帯から亜熱帯に広く分布し、日本では九州南部から南西諸島や沖縄などの熱帯地域に多く分布していまが、最近では温暖化の影響か、都心でも見られるようになってきました。特に、レストラン、パン屋、肉工場、食料品店に多く、他にも洞窟内、抗内、便所、下水処理場、ゴミ埋立地で確認されています。