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インフルエンザ対策に加湿器を!!

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インフルエンザ対策に加湿器を!!
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
インフルエンザの患者数も急増しており、死者や学級閉鎖等が相次いでおります。

今回は「加湿器」の話です。
季節柄、湿度の低い状況が続いており、筆者も喉の痛みや手荒れ、そして静電気によって物に触れる度にバチバチと痛い思いをしています。そこで、乾燥対策として有効なのが加湿器です。

皆さんの職場やご家庭では加湿器を利用していますでしょうか?
加湿器を使うことでエアコンのみの暖房よりも暖かくなり、また、ウイルス対策にもなることから非常に有効なアイテムです。
今回は家庭用の加湿器の種類やメリット、注意点について紹介したいと思います。

[目次]

1.加湿器の機能と効果
2.加湿器の種類と特徴
 a.蒸気式  b.気化式  c.ハイブリッド式  d.超音波式
3.加湿器選び

加湿器の機能と効果

加湿器とは、その名の通り空気中の湿度を高めるための装置です。
日本では湿度が低くなる冬に多く用いられます。

加湿器の効果
 ・鼻や喉、肌の乾燥を防ぐ
 ・インフルエンザ等のウイルスの活動及び感染を防ぐ
   ウイルスは湿度が低いとよく活動をします。
   また、乾燥により鼻やのどの粘膜の防御機能が低下し、感染しやすくなります。
   ※コラム「インフルエンザ情報2018-2019」参照
 ・ハウスダストや花粉の飛散を防ぐ
 ・静電気の発生を防止する

このように、加湿器を使うことで健康面でのメリットがあります。
しかし、ただ単に湿度を上げればいいというものではありません。
みなさんもよく目にされると思いますが、「結露」が発生するからです。

外気温が低く、室内が暖かい状況で室内の湿度を高くし過ぎると、窓に結露が発生します。
例えとして、夏場の冷えたコップが挙げられます。
気温の高い夏に、コップの中に冷えたお茶を入れると、そのうちコップの表面に水滴が発生します。
これが結露と同じ現象になります。

結露

この結露は、窓だけでなく壁にも起こることがあります。
断熱材が入っているけど、隙間が出来てしまっていたり、室内は暖かいけれども、押し入れの中やタンスの裏などは冷えていて、その温度差で結露が生じます。家の南側と北側での温度差もそうです。

結露が生じると、「カビ」の温床となります。
では理想的な湿度は?ということですが、インフルエンザ対策としては、厚生労働省では50~60%を推奨しています。
しかし、冬季は湿度50%以上になると結露しやすくなりますので、50%を目安にするとよいと思われます

加湿器の種類と特徴

1.蒸気式(スチーム式・スチームファン式)

 熱で水を温め、蒸発させる方式です。一般的に皆さんがイメージしているのがこちらのタイプかと思われます。
ファンを内蔵しているものは、スチームファン式と言われるものです。

メリット デメリット
・水を煮沸消毒するため、衛生的
・本体価格は安い
・即効性があり、広い面積を効率的に加湿できる
・電気代が高くなる

2.気化式(ヒーターレス式)

 フィルターに水を浸透させ、ファンの風を当てて水を気化(蒸発)させる方式です。蒸気式と違い、熱を加えていないので、室温の上昇に繋がりません。

メリット デメリット
・消費電力が少なく、電気代が安い
・吹き出し口が熱くならないので、ヤケドの心配がない
・運転音が静か
・広い部屋には不向き
・細菌繁殖防止のため、こまめな手入れが必要

3.ハイブリッド式(気化式+蒸気式)

 気化式加湿器にヒーターを内蔵した形で、水を含んだフィルターに温風を当てることで加湿能力が上がります。
部屋の状態を判断し、ある程度加湿されると、自動で気化式に切り替えることが可能である。

メリット デメリット
・省エネ(温風のON-OFFの切り替え)
・吹き出し口が熱くならない
・室温に対する影響が小さく、湿度のみの調整に最適
・本体価格が高い
・細菌繁殖防止のため、こまめな手入れが必要

4.超音波式

 水を超音波によって振動させ、微粒子にして吹き出す方式です。
水タンクと振動装置のみのため小型で、デザイン性のある商品が多いです。

メリット デメリット
・本体価格が安い
・消費電力が少ない
・吹き出し口が熱くならない
・アロマを入れることが可能
・水に含まれた細菌を撒き散らす恐れがある
・水のミネラル成分を撒き散らし、家具等に白い粉が付く恐れがある
・安価だが壊れやすい

 超音波式については、デメリットの1つ目に挙げた細菌の飛散が大きな問題となっています。高齢者施設において、加湿器内の汚染水を吸入したことが原因とされるレジオネラ症の感染事例が報告されています。

 これを受けて厚生労働省では平成30年8月に、「レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針」を一部改正し、家庭用加湿器についても、タンクの水の毎日の交換やタンク内清掃、自主管理のための点検表の作成等について追記されました。

加湿器選び

 上記のように、家庭用加湿器には主に4つのタイプがあります。どれがいいということは正直言えません。各タイプのメリット・デメリットを理解して選びましょう。例えば、使用する場所の状況、ペットがいるのでヤケドの恐れのあるスチーム式は避けたいなどに応じて選ぶとよいでしょう。
 超音波式については、細菌の飛散等の問題により敬遠されがちですが、除菌機能のついたものや、細菌やウイルスを除菌する次亜塩素水を入れられるものもあります。当社でも「EVARY加湿噴霧器HM-201(コラム:「インフルエンザ情報2018-2019」参照)」を取り扱っておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。


 暖冬と言われておりますが、まだまだ寒く、乾燥した状況が続くと思われます。はじめに書きましたように、乾燥はインフルエンザの感染の危険が高まったり、肌荒れ等を引き起こしやすくなります。加湿器も適度に使って、体調管理に気をつけましょう。



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