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お役立ちコラム

桜を愛でた後は毛虫にご注意を

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桜を愛でた後は毛虫にご注意を
2018年3月17日、東京でソメイヨシノの開花宣言がなされました。
例年と比べ早い開花のため、当社本社のある千葉市でも、卒業式の頃が見頃となり、4月の入学式には葉桜となっていました。

サクラと日本人と虫

日本人はサクラを愛でる慣習があり、平安時代には「花」と言えば「サクラ」のことを指し、この頃よりお花見の文化が始まったようです。

日本で最も多く植えられているソメイヨシノは、開花からだいたい1週間ほどで満開(8分咲き)となり、そこから1週間ほどで散ってしまいます。その間、多くの方が花見を楽しむのではないでしょうか?

しかし、花が散り、葉桜となると、我々害虫駆除業者の出番が増えます。

その原因は・・・「毛虫」です!!

サクラの葉を食べる毛虫たち

サクラは多くの虫が利用します。蜜や花粉を集めたり食べたり、樹液を食べたり、棲み家にしたりと様々な形で利用します。

そのなかで、葉を食することで、外観を悪くし、樹勢を弱めるなどの被害をもたらすのが毛虫(ガの幼虫)です。

サクラの葉を食べる代表的な毛虫や毒を持つ種類を紹介します。

サクラの毛虫

※注意:幼虫は成長段階によって毛の生え方や色合いが変化しますので、こちらの写真とは違う場合があります。

ドクガ、モンシロドクガの毒針毛は、孵化したばかりの1齢幼虫にはなく、2齢幼虫以降に生じますが、この毒針毛は蛹になる時に繭に着けられ、成虫に羽化する際には成虫の腹部に付着します。さらに成虫は産卵の際に卵塊を毒針毛で覆い、孵化した幼虫にもその毒針毛が付着することから、結果として卵から成虫まで毒針毛を持ち続けることになります。

また、脱皮殻にも毒針は残っており、風に乗って飛ばされたものに予期せず触れてしまったり、樹木の剪定の際に触れてしまって被害に遭うケースもあります。

毛虫を見つけたら?

まず、むやみに手を触れないこと。
毛虫といってもすべてが毒をもっているわけではありませんが、一目見てすぐに種類がお分かりになる方は少ないかと思われますので、触れないことが一番です。

詳しい名前を知りたい場合には、当社にて同定検査を承っておりますので、ぜひご利用ください。

ご自身での駆除をお考えの場合、孵化したばかりの幼虫の段階であればまとまって集団で過ごすことが多いため、毛虫のいる枝のみを切り取って、袋に詰めて廃棄するという方法があります。しかし、成長するにつれ、他の枝にも分散していきますので、被害が広がってしまっている場合には専門業者に依頼することをお勧めします。

※ご自身での駆除をお考えの場合、毒針毛に触れると皮膚炎を起こす恐れがありますので、肌を露出しないように細心の注意を払ってください。

ドクガに刺された場合の対処法

刺された箇所は触ったりこすったりせず、以下のように行ってください

①ガムテープ等を刺された箇所に当て、毒針毛を取る。1回だけでなく、数回実施。
②患部を水で洗い流す
③痒みや蕁麻疹が出たら、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗る。
 症状がひどくなったり、改善されない場合は病院に行きましょう




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