サッカーW杯で選手を苦しめた虫

眠れない日々をお過ごしの方もいるのではないでしょうか?
さあ、日本はどうなるのでしょうか!?ガンバレ日本!!
そんな熱い戦いが繰り広げられる中、選手を苦しめる虫が現れました。
6月19日のチュニジアVSイングランドの試合にて、選手達は手で体にまとわりつく何かを手で振り払っていた。
それは「ユスリカ」というハエの一種(ハエ目ユスリカ科)だそうです。見た目は蚊に似ていますが、吸血することはありません。

報道内容によると、周辺の川や湿地帯が発生源となっているそうです。緊急措置として空中からヘリコプターで殺虫剤を散布したそうです。観客は安全対策のため液体が持ちこめず、殺虫剤は没収されていたとのことで、違った意味で大変な戦いになったようです。
ユスリカの防除
ユスリカ類の詳細は害虫情報のページにも記載しておりますが、時に大量発生し、死骸等を人が吸い込むと気管支喘息などの疾患を引き起こすことがありますので、注意が必要です。ユスリカ類の防除の方法としては、①発生させない、②捕殺する、③入れないの3つとなります。
①発生させない
じつはこれは非常に難しく、限られた敷地内であれば薬剤処理をすることで駆除が可能です。しかし、敷地外の水路や湖沼などは自治体との兼ね合いもありますので、むやみに駆除することはできません。
薬剤処理のイメージ
②捕殺する
捕獲器材としては、ライトトラップを使います。これは虫が好む光の波長を出す蛍光灯(ブラックライト)を用いて積極的に誘引し、捕殺するというものです。
最近は少なくなりましたが、コンビニの前などに青白い光をした蛍光灯が置かれていて、時々バチッ、バチッと音がしていたものがあったと思います。これは電撃殺虫器と呼ばれるものです。この他に、ブラックライトの周りに粘着テープが取り付けられ、捕獲するタイプのものもあります。

ライトトラップ(粘着テープタイプ)
③入れない
建屋内に入れないための方法として、さらに3つあります。(1)網戸などの隙間処理、戸締りの徹底
窓や扉は開放せず、網戸を設置する、工場などは出入口に防虫カーテンを設置するなど、ユスリカ類が侵入できる隙間を無くす。
(2)照明の防虫化
蛍光灯や水銀灯によく誘引されるので、低誘虫ランプ(虫の好む波長をカットしたもの)に変える
(3)薬剤の使用
ユスリカ類が止まりそうな外壁や窓に薬剤を塗布する

薬剤塗布処理(イメージ)
これらの薬剤処理や資機材販売・設置は当社で施工可能ですので、お困りでしたらお気軽にご相談ください。
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