チャドクガ注意報発令!!

上の写真は5月24日に東京都内のツバキ(サザンカ?)の生け垣で見られた幼虫です。
キレイに並んでますね~なんて、微笑ましくみてる余裕はありません!
チャドクガには毒針毛があり、これに触れると強い痒み、皮疹が生じます。
毒針毛は卵から成虫まで持っており、さらには幼虫の脱皮殻にも付着しているので、姿が見えなくても注意が必要です。
風が強い日には飛んでくる場合がありますので、近寄らないようにしましょう。
(参考「桜を愛でた後は毛虫にご注意を」)

写真①樹全体
葉がほとんど食べられ丸裸状態

写真②幼虫による食害

写真③脱皮殻
チャドクガ(幼虫)の駆除
駆除をする時期
駆除を行う場合、幼虫が一か所に集団で生活している時期が最適です。分散してしまっていると、被害を受けている樹全体を殺虫しなければならず、また駆除を実施する人も被害に遭う危険性が高くなります。
今回の場合、樹全体に広がっていますので、個人で行うには非常に危険です。
駆除の方法
まず、駆除を実施する際は肌を露出しないようにしてください。駆除の際に生体や脱皮殻に触れてしまうと被害を受けます。同様に、風の強い日も脱皮殻等が飛んでくる場合がありますので、駆除は控えましょう。
①集団でいる場合は、幼虫のいる枝だけを切ってビニール袋等に詰めて廃棄(焼却)しましょう。
②殺虫剤を使用する場合は、チャドクガ用の殺虫剤があるので、その用法に従って駆除を行いましょう。
幼虫が分散してしまっている場合、不安な場合は専門業者に依頼することをお勧めします。
当社でも樹木消毒を承っておりますので、ぜひご利用ください。
刺されてしまった場合の対処法は、「桜を愛でた後は毛虫にご注意を」にてドクガに刺され場合の対処法を記載しておりますので、ご覧ください。ただし、この対処法ほあくまでご自身での対処法ですので、基本的には病院で受診することをお勧めします。
幼虫だけじゃない!
ここまでは幼虫についての話でしたが、前述したように成虫も毒針毛を持っています。下の写真④が成虫になります。この写真では翅が黒褐色をしていますが、黄色のものもいます。
成虫は灯火に飛来しますので、屋内に侵入させないために、窓には網戸をつける、扉や窓は開けっ放しにしないよう注意してください。