HOME > 害虫情報 > ハエ類 > ヒメイエバエ

ヒメイエバエ

生態と特徴

himeiebae_photo.jpg

成虫体長…4.5~7.0㎜
  体色…胸背は、黒色又は灰白色。
幼虫体長…約8㎜

 イエバエより小型で細長く、成虫は胸背に不明瞭な3本の黒色縦線があります。イエバエとならんで屋内性の代表的なハエで、日中は家の中で輪を描くように飛び回り、コードや天井などで静止する習性があります。成虫はバニラ香料、糖蜜、果実に多く集まり、牛乳や鮮魚、三温糖などにはあまり誘引されません。群飛する習性があり、雄は特に畜舎内やその周辺樹枝に多く、雌は周辺の壁や柱などに静止していることが多いです。

分布と発生場所

全国各地で見られる普通のハエです(北海道、東北には特に多い)。 主な発生源は豚糞、鶏糞などで水分の多いものよりかえって乾燥し始めたものから発生します。この他、漬物桶、芥溜、便池、動物死体、鳥の巣、スズメバチやハナバチの巣などで、腐敗した植物からも発生した記録があります。

himeiebae_cycle.jpg

被害

 大規模経営の鶏舎においてヒメイエバエが大発生して周辺の民家へ移動分散し、ハエ公害として苦情が出て問題になることがあります。




駆除・防除方法

 成虫駆除にはエアゾール剤などを直接散布することで駆除することができます。付近にて発生が確認されている場合は、発生源となる糞や腐敗物などの管理を徹底してください。屋外からの侵入を防止するために出入口や窓には網戸やカーテンを取り付けることも重要です。 もし、畜舎などで大発生した際は専門業者に相談してください。

お問い合わせ

お問い合わせは、以下メールフォームまたはお電話からお寄せください。

お電話でのお問い合わせはこちら

0120-915-253

WEBからのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム