ヒメイエバエ
生態と特徴

成虫体長…4.5~7.0㎜
体色…胸背は、黒色又は灰白色。
幼虫体長…約8㎜
イエバエより小型で細長く、成虫は胸背に不明瞭な3本の黒色縦線があります。イエバエとならんで屋内性の代表的なハエで、日中は家の中で輪を描くように飛び回り、コードや天井などで静止する習性があります。成虫はバニラ香料、糖蜜、果実に多く集まり、牛乳や鮮魚、三温糖などにはあまり誘引されません。群飛する習性があり、雄は特に畜舎内やその周辺樹枝に多く、雌は周辺の壁や柱などに静止していることが多いです。
分布と発生場所
全国各地で見られる普通のハエです(北海道、東北には特に多い)。 主な発生源は豚糞、鶏糞などで水分の多いものよりかえって乾燥し始めたものから発生します。この他、漬物桶、芥溜、便池、動物死体、鳥の巣、スズメバチやハナバチの巣などで、腐敗した植物からも発生した記録があります。
