オオクロバエ
生態と特徴

成虫体長…雄9~13㎜、雌7~14㎜
体色…胸部、腹部ともに青藍色
幼虫体長…20㎜に達する
体色…乳白色
卵体長…1㎜
色…乳白色
成虫は全体的に青藍色で、薄く白灰色粉で覆われており、腹背は褐色で灰色の市松模様を呈しています。 厨芥臭や魚・肉類の臭いにひかれて集まります。成虫は越冬するので、冬でも日溜りに出てきます。都市部や平地では、夏季には姿が見られなくなりますが、逆に高山や北海道では夏に多く見られます。
分布と発生場所
日本では全国的にみられます。幼虫は動物死体や、ごみ、便池などが発生源となりますが、草食動物の糞からは発生しません。発生時期は地方によって異なり、本州、四国、九州では春と秋に発生の山があります。富士山や北アルプスなどの登山者の多い山小屋の便所では夏期に大発生することがあります。