キイロショウジョウバエ
生態と特徴

体長…2.0~2.5㎜
体色…ときに不明瞭な数本の縦線を呈し、黒色の短毛が生えています。
腹部はやや暗色で、各節の後縁に黒色帯を呈します。
翅の前縁脈は2ヶ所で切れています。また、複眼が赤褐色であることが大きな特徴です。 ショウジョウバエ類はイーストを主食としているため、これによって発酵した腐植物に敏感に反応し集まり、発生源となります。特に、果物が完熟する秋口に多く見られます。 生育期間は、卵1日、1齢・2齢幼虫も各1日、3齢幼虫は2日、蛹期間は3~4日と生育速度が速いことから、遺伝学の研究材料としてもよく用いられています。
分布と発生場所
日本全土に分布しています。腐った果実や酒粕、ごみ溜めなどが発生源となるため、屋内での発生も多くなっています。