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ミズアブ(アメリカミズアブ)

生態と特徴

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成虫体長…16~20㎜
  体色…黒色
幼虫体長…20~27㎜
  体色…褐色
卵体色…乳白色

 本種は南北アメリカ、ハワイなどに多産し、日本には1950年頃移入され、土着しました。 ハチ類と似ていますが、翅は2枚でほとんど一様に褐色です。頭部は半円形で大きな複眼を持ち、腹部に2個の大きな白色透明紋が見られます。

分布と発生場所

 本州、四国、九州、沖縄に分布し、便地、畜舎、ゴミ溜めなどから発生します。 成虫は、便所や畜舎近くの乾燥した土の裂け目やブロックの割れ目などに産卵します。幼虫は夏季から秋季にかけ、腐食した果物や野菜、動物の糞や死体、ミツバチの古巣などで発生します。 mizuabu_cycle.jpg

被害

 ハチに間違えられることがありますが、ヒトを刺すことはありません。屋内侵入性が強く、異物混入などの問題を起こします。幼虫が偶発的にヒトの消化器官に入り、腸内ハエ症を起こした例もあります。

駆除・防除方法

 発生源となるような環境を取り除きます。清掃管理を行い、腐敗物やゴミの除去を行ってください。また腐敗した生ゴミや汚物の臭いに誘引されて飛来するため、蓋付のゴミ箱や防虫ネットを利用します。生ゴミや汚水から幼虫が発生した場合には殺虫剤を散布します。

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