オオチョウバエ
生態と特徴

成虫体長…4~5㎜
成虫体色…黒灰色
触角は16節で、各節にV字型の感覚毛が生えており、翅の脈の末端には8個の白斑があります。 幼虫は有機物の多い水場に生息し、卵から成虫になるまでには約2週間、成虫期間は10~15日ほどです。成虫は5月~10月頃に出現しますが、温度が保たれている建物においては年間を通して発生が見られます。成虫は、夜になると活発に動き、トイレや厨房、風呂場など湿度の高い暗所に群がります。灯火にもよく集まることが知られています。
分布と発生場所
日本全土に分布しています。浄化槽や排水溝、下水処理場の散布ろ床、トイレなど有機物の多い汚水で発生します。また、床下に溜まった汚水からの発生事例も確認されています。