ヒョウホンムシ
生態と特徴

成虫体長…1.9~5.2㎜
体色…淡褐色~赤褐色、暗褐色、黒褐色
幼虫体長…5~8㎜程度
体色…白色、乳白色
成虫は脚、触角が長く、一見クモに似ていますが、動作は鈍く、後翅が退化している種もあり、移動能力に欠けています。また、1世代に要する期間が長い種や、産卵数が少ない種があり、発生までに長期間を有することがあります。また、光に誘引される種もあります。
分布と発生場所
日本全域に生息し、一般的に成虫は、初冬から春にかけての寒い時期に出現します。家屋害虫として認められる種は、冷涼、湿潤な環境を好み、最適生育温度が25℃以下にある種が多くみられます。基本的な生活スタイルは、盗食寄生で、鳥類、昆虫の巣などの住処に侵入して、貯蔵食物、排泄物、巣材などに依存した寄生生活をするものが殆どです。