エンマコオロギ
生態と特徴

成虫体長…20~25㎜
体色…黒褐色
幼虫体色…黒褐色
卵体長…約3㎜
色…黄白色
頭は球形で白色の班文があり、複眼の背後方でせばまりほとんど消失します。本州以北では年1回の発生で、卵で越冬し、成虫は8~11月に現れます。雌には長い産卵管があり、長さは約21㎜になります。雄は翅をこすり「コロコロ・・・・・・リー」と美しい音色で鳴きます。本種は雑食性であり、草や小虫、ミミズなどの小動物を食べます。
分布と発生場所
北海道・本州・四国・九州に分布します。エンマコオロギはかつては1種とされていましたが、現在は3種に分けられており、本州北部から北海道のものはエゾエンマコオロギ、本州以南の暖地ではタイワンエンマコオロギと分別されます。成虫・幼虫ともに河原や草地・畑にすみ、卵は地中に産卵します。