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カマドウマ

生態と特徴

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成虫体長…20~25㎜
  体色…黄褐色、黒褐色


 コオロギ・バッタに似ていますが、成虫でも翅はなく、後肢が発達しているため見分けがつきます。カマドウマの名前の由来は古い家のカマド(竈)の周辺でよくも見られたこと、顔がウマ(馬)に似ていることから名が付いたとされています。カマドウマ科で最もよく見かけるのはマダラカマドウマで黄褐色に多数の黒色の斑紋が斑状に付きます。マダラカマドウマは7月上旬から9月下旬に多くみられます。また、カマドウマは関西以南では年中みられます。

分布と発生場所

 マダラカマドウマは日本全土に分布しており、本州以南に多い傾向があります。暗く湿度の高い場所を好み、野外の洞穴、朽木などに群生しており、人家の中、床下などにもみられます。雑食性で虫や小動物の死骸、野菜や雑草などを食べます。 kamadouma_cycle.jpg

被害

 夜行性で不気味な姿で徘徊し、建物内に侵入するため不快感を与えます。また雑食性であるため、掛軸や書物などを食害することがあり、博物館などでは文化財の害虫となります。

駆除・防除方法

 建物内への侵入を防ぐことが慣用です。雑草や廃材などを除去し、生息環境を少なくし、さらに扉下の隙間など侵入箇所を防ぎます。建物周辺でカマドウマ類をよく見かける場合には徘徊害虫用の粒剤を帯状に散布することで建物内への侵入を防ぐことが出来ます。

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